「車は年収の半分まで」は本当か
最終更新: 2026年8月6日
車の予算でよく聞く「年収の半分まで」という目安。年収500万円なら250万円の車、という計算です。 覚えやすい一方で、この俗説には住宅ローンの有無も、維持費も、貯蓄も入っていません。 同じ年収500万円でも、賃貸の独身と住宅ローン返済中の4人家族では、出せる金額はまったく違うはずです。
家計から逆算するとどうなるか
当サイトの診断では、車関連の支出(ローン+維持費)が手取り月収の12%に収まることをひとつの目安にしています。 この基準で「5年ローン・年2.5%・頭金なし」の場合を逆算すると、次のようになります。
| 額面年収 | 手取り月収(概算) | 車の予算枠(月12%) | 維持費を引いたローン枠 | 借りられる元本の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 400万円 | 約26万円 | 約3.1万円 | 約0.9万円 | 約49万円 |
| 500万円 | 約32.5万円 | 約3.9万円 | 約1.7万円 | 約93万円 |
| 600万円 | 約39万円 | 約4.7万円 | 約2.4万円 | 約137万円 |
| 700万円 | 約45.5万円 | 約5.5万円 | 約3.2万円 | 約181万円 |
※手取りは額面の78%と仮定した概算。維持費は当サイトの参考値(月約2.3万円・駐車場代別)。
「年収の半分」よりずいぶん厳しい数字に見えると思います。理由は単純で、維持費が月2万円以上、枠を先に食っているからです。
この表より上を狙えるのはどんな場合か
- 頭金を入れる —— 例えば頭金100万円なら、表の元本にそのまま100万円上乗せできます
- 維持費が安い —— 駐車場が無料・走行距離が短い・軽自動車など。逆に都市部の駐車場代は枠を大きく削ります
- 12%より多く配分すると決めている —— 車が趣味で他の支出を絞るなら、それは立派な判断です。大事なのは「気づいたら超えていた」ではなく「決めて超える」こと
結論: 年収ではなく「あなたの家計」で決まる
「年収の半分」は入口の目安としては悪くありませんが、最終判断の基準にはなりません。 住宅ローン・教育費・貯蓄ペースまで入れて、買ったあとの毎月がどうなるかを見てから決めるのが確実です。
本記事の表は特定の条件(5年ローン・年2.5%・頭金なし・維持費参考値)による簡易計算の目安であり、購入可否を判定するものではありません。