車のローン金利が1%違うと総額いくら違うか
最終更新: 2026年9月29日
300万円を5年で借りる場合、年2.5%と年3.5%の1%差で、利息の合計は約8.0万円違います。 毎月の返済額に直すと差は約1,300円です。月々の差が小さく見えるため、金利の比較を省いて契約しやすい部分です。
この記事では、借入額と期間を変えた早見表と「値引きに換算するといくらか」をQ&A形式で示します。 計算はすべて元利均等返済・ボーナス払いなしの条件です。
Q1 金利1%差で利息はいくら違うか
利息の差は、借入額が大きいほど、期間が長いほど広がります。年2.5%と年3.5%で比べた結果が次の表です。
条件: 元利均等・ボーナス払いなし・手数料は含めない。金額は円未満を四捨五入。
| 借入額・期間 | 毎月の差 | 利息の差(総額) |
|---|---|---|
| 200万円・3年 | 約880円 | 約3.2万円 |
| 200万円・5年 | 約890円 | 約5.3万円 |
| 200万円・7年 | 約900円 | 約7.6万円 |
| 300万円・3年 | 約1,320円 | 約4.8万円 |
| 300万円・5年 | 約1,330円 | 約8.0万円 |
| 300万円・7年 | 約1,350円 | 約11.4万円 |
| 400万円・3年 | 約1,760円 | 約6.3万円 |
| 400万円・5年 | 約1,780円 | 約10.7万円 |
| 400万円・7年 | 約1,800円 | 約15.1万円 |
毎月の差は期間を変えてもほぼ同じです。一方で総額の差は、期間が3年から7年に延びると2倍以上になります。 月々の差だけを見ると、長期ローンほど金利差の重さを見落とします。
Q2 金利の水準ごとの総額はどう変わるか
300万円・5年で金利だけを変えると、利息は年1.5%の約11.6万円から年7.0%の約56.4万円まで開きます。
| 年利 | 毎月の返済額 | 支払総額 | うち利息 |
|---|---|---|---|
| 1.5% | 51,930円 | 約311.6万円 | 約11.6万円 |
| 2.0% | 52,583円 | 約315.5万円 | 約15.5万円 |
| 2.5% | 53,242円 | 約319.5万円 | 約19.5万円 |
| 3.0% | 53,906円 | 約323.4万円 | 約23.4万円 |
| 3.5% | 54,575円 | 約327.5万円 | 約27.5万円 |
| 4.5% | 55,929円 | 約335.6万円 | 約35.6万円 |
| 5.5% | 57,303円 | 約343.8万円 | 約43.8万円 |
| 7.0% | 59,404円 | 約356.4万円 | 約56.4万円 |
年2.5%と年4.5%の2%差では、支払総額の差は約16.1万円です。 販売店で提示された金利と、自分で探した金利に2%の開きがあれば、この表の差がそのまま家計に残るか出ていくかになります。
Q3 「借入額×金利×年数÷2」の簡易式は使えるか
簡易式は目安には使えますが、実際の利息より少なめに出ます。 300万円・5年の1%差を簡易式で出すと、300万円×1%×5年÷2で7.5万円です。 元利均等で正確に計算した差は約8.0万円で、約5,000円の開きがあります。
開きが出る理由は、元利均等返済では返済のはじめほど利息の割合が大きいためです。 複数のローンを比べるときは、簡易式ではなく同じ条件の正確な計算で総額を並べてください。
Q4 金利1%差は値引きに換算するといくらか
300万円・5年なら、年3.5%で借りて約7.3万円の値引きを受けた場合と、年2.5%で値引きなしの場合がほぼ同じ支払総額になります。
計算の手順は次の通りです。年2.5%・300万円・5年の支払総額は約319.5万円です。 年3.5%で同じ総額に収まる借入額を逆算すると約292.7万円になり、300万円との差が約7.3万円です。
値引き交渉の数万円と金利の1%は、ほぼ同じ重さを持ちます。 「値引きは大きいが金利が高い」提示は、値引き額から金利差の分を引いて比べると実質の差がわかります。
Q5 手数料があるローンはどう比べるか
金利の低いローンに事務手数料や保証料がかかる場合は、手数料を足した支払総額で比べます。 仮に低金利側に3万円の手数料がかかっても、300万円・5年の1%差なら約5.0万円は低金利側が少なく済む計算です。
比べるときに見積書や商品説明で確認する項目は次の4つです。
- 実質年率(手数料が金利に含まれているか、別払いか)
- 事務手数料・保証料の有無と金額
- 繰り上げ返済の手数料
- 所有権の名義(販売店・信販会社・自分のどれになるか)
金利は審査結果で変わることがあります。比べるときは、広告の最低金利ではなく自分に提示された金利を使ってください。
Q6 金利を下げる以外に総額を減らす方法はあるか
借入額を減らす方法と、期間を短くする方法があります。 Q1の表の通り、同じ1%差でも300万円・7年の差は約11.4万円、300万円・3年では約4.8万円です。 期間の決め方は車のローンは何年で組むか、頭金の入れ方は車の頭金はいくらが妥当かで計算例を示しています。