13年超で車の税金はいくら上がるか

最終更新: 2026年9月30日

初度登録から13年を過ぎたガソリン車は、自動車税と重量税が上がります。 2Lクラス・車両重量1.5〜2tの例では、上乗せは合わせて年12,300円、月にすると約1,025円です。 一方で250万円の車に買い替えて5年ローン(年2.5%)を組むと、返済は月約44,368円になります。

税の上乗せは、買い替えローンの約43分の1です。 税金の増加だけを理由に買い替えると、家計の負担はむしろ増えます。 判断の軸は税金ではなく、修理費と「次の車の月々」の比較です。

結論 税の上乗せは月1,000円前後

13年超の重課は、普通車で月800〜1,000円台、軽自動車で月200円弱の上乗せです。 東京都主税局と財務省の税率表をもとに、よくある3つの車格で計算しました(2026-09-30確認)。

車の条件自動車税(年)重量税(車検2年分)上乗せ(月換算)
2Lガソリン・1.5t超2t以下39,500円→45,400円32,800円→45,600円約1,025円
1.5Lガソリン・1t超1.5t以下34,500円→39,600円24,600円→34,200円約825円
軽自動車(自家用乗用)10,800円→12,900円(車検の見積書で確認)約175円+重量税分

月換算は「自動車税の年の差額+重量税の2年分の差額÷2」を12で割った数字です。 表の普通車は2019年9月30日以前に登録した車の税率で、いま13年を迎える車はこの区分に当たります。 軽自動車の重量税は財務省の資料で13年超の額を確認できなかったため、表では金額を載せていません。

重課の対象になる車とならない車

自動車税の重課は、ガソリン車とLPG車が13年超、ディーゼル車が11年超で対象になります。 東京都主税局の税率表では、ハイブリッド車と電気自動車は重課の対象外です。

重量税も、エコカー減税の対象車と同程度の環境性能を持つ車は「本則税率」のままです。 財務省の資料では、この扱いは13年超・18年超の車にも適用されると明記されています。 自分の車が該当するかは、前回の車検の明細にある重量税の額で見分けられます。

上がるタイミングは税ごとに違う

自動車税と重量税は、上がり始める時期がずれます。 JAFの解説による、ガソリン車の目安は次のとおりです。

初回3年・以後2年ごとの車検なら、13年目はちょうど車検の年です。 重量税の上乗せは、13年目の車検見積もりで初めて目に入ることが多い費用です。

18年超でもう一段上がる

重量税は18年超でさらに上がり、自動車税は13年超の額のまま据え置きです。 2Lクラス・1.5t超2t以下の重量税は、車検2年分で50,400円になります。 13年未満の32,800円と比べた上乗せは、自動車税と合わせて年14,700円、月約1,225円です。

13年超から18年超に移っても、月の差は約200円しか増えません。 長く乗るほど税の負担が雪だるま式に膨らむ構造ではありません。

買い替えローンと月額で並べた比較

同じ「月あたり」にそろえると、税の上乗せと買い替えの負担の差がはっきりします。 計算条件は、買い替え先を諸費用込み250万円・頭金なし・年2.5%としました。

項目月あたり5年の合計
乗り続けた場合の税の上乗せ(2L・13年超)約1,025円61,500円
買い替えローン(5年)約44,368円約266.2万円(利息約16.2万円)
買い替えローン(7年)約32,473円7年で約272.8万円(利息約22.8万円)

新しい車にすると自動車税は下がります。 2019年10月以降に登録した2Lクラスの自動車税は36,000円です。13年超の45,400円より年9,400円安くなります。 月にすると約783円で、5年ローンの返済を埋めるには足りません。

買い替え後は、ローン返済とは別に維持費もかかります。 当サイトの維持費参考値は、ガソリン・保険・税・車検の月割りで月約22,500円です。ローン返済と合わせた車の毎月は約66,868円になります。

税金より先に見る3つの数字

13年超で買い替えを考えるなら、税金より先に次の3つを確かめます。

修理費を月あたりに直して比べる手順は、車検で20万円の見積もり 直すか買い替えるかで計算例つきで解説しています。

このサイトのツール

買い替え後の月々(ローン+維持費)が、手取りや貯金にどれだけ響くかを自分の数字で確認できます。

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よくある質問

13年を過ぎたら買い替えたほうが得か

税金だけで比べると、得にはなりません。 2Lクラスの上乗せは月約1,025円で、5年ローンの返済月約44,368円は、その約43倍です。 買い替えで得をするかは、修理費と燃費の差で決まります。

ハイブリッド車も13年で税金が上がるか

自動車税は上がりません。 東京都主税局の税率表で、ハイブリッド車は重課の除外車種に入っています。 重量税は車の環境性能で扱いが変わるため、車検の見積書で確認できます。

13年目の車検を通すと損になるか

車検を通すかどうかは、重量税の上乗せより整備費の額で決まります。 2Lクラスの重量税は、13年未満の32,800円から45,600円へ12,800円増えます。 整備費が数十万円なら、そちらが判断の中心です。

税の上乗せ分は家計のどこで吸収するか

月約1,025円なら、ガソリン代や保険の見直しで吸収できる規模です。 走行距離と燃費からガソリン代の目安を出す方法は、ガソリン代は月いくら?走行距離と燃費の早見表にまとめています。

次の行動

  1. 車検証で初度登録年月を確かめ、自動車税が上がる年度を確認する
  2. 前回の車検明細で重量税の額を見て、重課の対象かを確かめる
  3. 次の車検の見積もりを取り、修理費を「あと何年乗るか」で割って月額にする
  4. 買い替える場合の月々を、家計インパクト診断に入れて比べる
本記事の計算例は簡易計算による目安であり、買い替えの可否を判定するものではありません。税額は東京都主税局・財務省・総務省の公表資料(2026-09-30確認)にもとづき、税制改正で変わることがあります。実際の税額は納税通知書と車検の見積書で、ローン条件は販売店・金融機関の見積書でご確認ください。